SOS!日本からのEMSが届かない時はどうしたらいい?
日本から送ってもらったEMS(国際スピード郵便)がいつまでも届かなくてイライラ…しかも、追跡してみたら税関で止められているだと!?もう荷物は届かないとあきらめかけた中で、1%の希望を持ちながら粘り強く戦いました。結果、勝ちました!
そのときの様子をどこよりも詳しく解説します!少しでも参考になれば嬉しいです。
内容品:インスタント麺、日本のお菓子、パスタソースなど
総重量:6,555g
内容品合計:3,950円
タイプ:贈物(Gift)
ちなみに、こういった情報はラベルに載っているので、差出人にラベルの写真を送ってもらうと良いです。
【日本からスペインへ】
まず、EMSには追跡番号がついているので、Correos(スペイン郵政)の公式サイトからステータスを確認します。
追跡はこちらから→Localizador de envíos de Correos - Encuentra cualquier envío
日本からスペインにはあっという間に到着しました。1月22日に日本の郵便局に出したところ、1月25日にはマドリードの税関で保管されている状態でした。
【税関での保管と書類の提出】
実際のCorreosの追跡画面です。
1月25日には "Solicitada documentación”(文書の要求)と書かれています。調べてみると、どうやら内容品に関する詳しい情報をCorroes Aduanas(スペイン税関)に送らなければならないとのこと。
※Correos(スペイン郵政)と、Correos Aduanas(税関)は別物だと思ってください。日本からやってきた荷物は、まず税関に到着するので、Correos Aduanasが荷物の責任を持ちます。そこで色々な条件をクリアして初めて配達業者であるCorreosに引き渡されるイメージです。
求められた書類を、Aduanasの公式サイト(Página de inicio - Correos Aduanas)にアップロードします。自分のアカウントを登録し、追跡番号を入れることで何を提出すれば良いかが分かります。
まず、このような書類をマイページからダウンロードして名前や電話番号、内容物の説明、サインなどを書き込みます。一発でクリアできるように、漏れがないかしっかり確認しましょう。
次に、購入時の支払い証明書の提出を求められます。品物の名前や値段、購入の目的など。購入時のレシートなんて、受取人が持っているわけがありません。適当に作れば大丈夫です♪ 実際に私が提出したのがこちら↓です。今見返してみると、あまりにもいい加減すぎて笑えてきますが、パスできました。
注意すべきは、スペイン語で書くということ!最初に英語で送ったところ、「El justificante tiene que estar en una lengua oficial de la UE」(証明書はEU圏内の言語でなければなりません)と、再提出を促すメールが来ました。また、これは商売目的じゃなくて、個人で消費するもんや!とアピールするのも大事です。
さらにAduanasのマイページで内容品の詳細を登録します。(書類のアップロードより、こっちが先だったかも…)こんな画面が出てきます↓
「動物由来の食品」「非動物由来の食品」「化粧品」などさまざまな選択肢があるので自分が受け取る品物の種類を頑張って探します。一度登録した後でも、追加や削除は行えます。
しばらくすると、関税の請求書が届きます。物理的に届くのではなく、請求額がマイページに表示されるだけなので、気づかないうちに支払い〆切が過ぎていた!なんてことにならないように、こまめにチェックしましょう。支払いもマイページから完了させます。(銀行でも払えると書いてあったような気がします)
Aduanasで追跡番号を入れると上のような画面になります。今はAccionesのところに目のメークと虫メガネのマークしかありませんが、支払いが求められているときはここに「€マーク」が表示されます。ここからクレジットカードで払うことができました。支払いが済むと自動的に「€マーク」が消え、支払い完了メールが来ます。ちなみに私は56.83€(9,349円)も払いました…仕事が遅いくせにこんなにも関税を取るなんて許せない!
しかし、ここまで来たらとにかく待つだけ!やるべきことはもう何もありません。
こちら側がいろいろな書類を提出しても、追跡画面の「Pendiente de tramitación aduanera」(税関処理保留中)のステータスが変わらなかったので不安でしたが、辛抱強く待っていたらちょっとずつ進みます。
Correos AduanasからCorreosに荷物が渡ったらこっちのもんです♪あっという間に家に届きました。関税も支払い済みなので、受け取りに必要なものはありませんでした。
前回のEMSはすぐに届いた(関税も4,000円ほどだった)ので、今回も期待していましたが…。不運にも税関に目をつけられてしまうのか、高い関税がかけられてしまうのかは運次第というところですね。
【ちなみに】
あまりにも税関保留中のステータスが変わらなかったので、どうなってるのか聞いてやろうと思い、Correosのサイトから問い合わせをしました。
問い合わせページ→ Da de alta aquí tu incidencia o reclamación| Correos.es
スペイン語は話せないので、もちろん電話ではありませんが、電話対応もありました。
このような画面です。
Correosのサイトから「Tu consulta/ tu reclamación」→「Da de alta incidencia/ reclamación」と進め、身分証番号と電話番号、荷物の追跡番号を入力します。二日後には返信が来ました。「あなたの荷物は税関で保留されています」とのこと。いや、わかっとるわ!!!後日また問い合わせを試みましたが、これ以上は問い合わせできなくなっていました。1回限りのようです。
荷物が届かないストレスは、送り手にとっても受け手にとっても大きなストレスとなりますね。確実に、早く送りたい場合はEMS以外の方法がいいかもしれません。何かあったときのために、追跡機能はオプションで付けた方がいいと思われます。
最後までお読みいただきありがとうございました!