今回は、スペインバルの入り方やお会計までの流れを一通り解説したいと思います。
はじめに肝に銘じておくべきこと
まず肝に銘じておくべきは、「バルはレストランじゃない!」ってこと。
店員さんが席を案内してくれて、メニューを持ってきてくれて、おすすめを説明してくれたり、途中でサービスに来てくれたり…なんてことはありません。「店員さんーお客さん」というより「人間ー人間」のイメージでいた方がいいかもしれません。つまり、お酒と料理以外のことにはあまり期待しない方がいいということ。私たちはご飯を食べに来ているし、ある程度の接客を求めてしまうけど、お店サイドもあれこれ忙しいんだぞ、そんな丁寧に構ってらんねえぞ、用があったら呼んでくれ!といったスタンス。
テーブルの上にも前の人の食べカスが残っていたり、謎の水滴が残っていたりしますが、あまり神経質にならないように!
店員の案内or自己判断で席につく
店員さんが案内してくれそうなら入口で待ちます。レストランもバルも共通で「¿Dentro o fuera?」(デントロ オ フエラ=店内かテラスどっちがいい?)と聞かれることが多いので、好きな方を答えます。店員さんが案内してくれる感じでなければ、空いている好きな席に座ってOK。店員さんも、「あ、あそこの席に新しいお客さんが座ったな」という感じで認識してくれます。
メニューを決める
たいていの場合メニューはテーブルに置いてあるか、壁に貼ってあるか、机上のQRコードを読み込むかです。よく分からないときは、「¿Tienes menú?」(ティエネス メヌー?=メニューはありますか?)と聞きましょう!
ドリンクの注文は早めに取りに来てくれることが多いので、飲みたいものをその場でパッと答えられるようにしましょう。食べたい料理も決まっていたらこのタイミングで注文!まだ考え中なら「Todavía no.」(トダヴィア ノ=まだです)と言えば、またあとで聞きに来てくれます。
席でお会計をする
だいたいどこのお店もテーブル会計です。日本の飲食店のように、レジに行ってお会計をするというのはあまりありません。目が合った店員さんを捕まえて「La cuenta, por favor.」(ラ クエンタ ポルファヴォール=お会計お願いします)と言えば、レシートを持ってきてくれます。支払いは、「En efectivo(エン エフェクティーボ=現金)」か「Con tarjeta(コン タルヘタ=クレジットカード)」が分かれば問題なし!
このようにバルは気軽でいい意味での適当さが売りなので、チップは気にしなくて大丈夫です。
挨拶をしてからお店を出る
最後お店を出る際には、ありがとうを意味する「Gracias.(グラシアス)」や、さよならをカジュアルに伝える「Hasta luego.(アスタ ルエゴ)」を言うと良いでしょう。
以上、バルに入ってから出るまでの流れをまとめてみました!